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マダムよっちゃんのオキラク生活

マダムよっちゃんのオキラク生活

1.管理入院~破水

1.管理入院~破水

6月10日

 いよいよ、予定日超過で入院。思ったよりも荷物が多くなってしまったので、オットに付き添ってもらう。
「今度、家に帰る時はもう一人じゃないんだねぇ・・・」
なんてことを話しつつ、産婦人科の病室に到着。
今日のところは入院のみで特に予定は入っていなかったのでNSTと血圧測定・検温のみを行う。
すべて異常なし。
夕飯もすべてぺろりとたいらげた。

お腹の赤子はまだ相変わらず激しく動いている。
産まれる気がないみたいだ。

6月11日

 第1回目の陣痛誘発剤投与。
事前に先生から「1回目は景気付けみたいなものだから」
との説明を受けていたので、おそらく今日中には産まれないだろう。
でも、もしかしたら・・・と淡い期待を抱いてしまい、ドキドキしてしまう。

 陣痛誘発剤は点滴で投与するので左の血管を確保した。
この血管は、出産時などに万が一輸血が必要になった場合などに備えて
出産終了まで確保しておくからと説明を受ける。
そして、お腹には分娩監視装置がつけられた。

午前11時。

 点滴が始まった。終了が午後5時の予定だから
500mlの点滴を6時間かけて投与する計算。
始めはごく少量づつ投与していって、
だんだんと量を増やしていく。
量の加減によって陣痛誘発剤の強さが決まるらしい。
1時間おきに看護婦さんが様子を見に来てくれて
少しずつ量を増やしていく。

午後2時ごろ

 15分おきにお腹が張る。
しかし、痛みはなく
<ちょっと歩きすぎた時のお腹の張り>と言ったところ。
看護婦さんにも
「これは誘発剤が起こしてる張りだからね~、陣痛じゃないよー」
とあっさり言われてしまう。そうだとは思ったけどさ。

午後5時

 予定通りに第1回、陣痛誘発剤投与終了。
何事もなく終わってしまった。
第2回の陣痛誘発剤投与はあさっての予定。
胎動は相変わらず激しい。
よっぽどお腹の居心地がいいのかな?

6月12日

午前10時

朝の診察も終わり、のんびりベットでテレビを見ていた時、
膣の周りにほんの少し水が下りるような感覚があった。
妊娠後期から子宮の膀胱圧迫による尿漏れに悩まされていたので
この時も尿漏れかと思ったが、尿漏れにしては、尿意をまったく感じないし、
腹圧がかかるような尿漏れの原因となることもない。
「もしや、破水では・・・?」
とも思ったが、検診も終わったばかりだったので
もし違っていたら・・・と思うと助産婦さんを呼ぶ勇気も出ず、
ベットに横になってとりあえず様子を見ることに。

しばらくするとまた水が下に下りるような感覚。しかもさっきより量も多い。
破水だ。間違いない。
もし、違っていたとしても一度診てもらったほうがよさそうだ。

廊下にいた、看護婦さんに「破水したかも」という旨を告げ、
診察台にあがることになった。

下りてきた水が羊水か判断するために膣に試験紙を当てる。
結果はプラス、つまり羊水ということだ。

破水をしてしまったので、あまり羊水が出ないように安静が言い渡される。
待機する部屋も病室ではなく、分娩室近くの陣痛室に移った。
看護婦さんが荷物を持ってきてくれたり、お産パッドを当ててくれたりして
慌しくなってきた。

いよいよ、お産がはじまる!


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